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2021.05.15

毎朝のコーヒーが欠かせないあなた!それって遺伝子の影響?

MYCODEトピックス

コーヒーと遺伝子の関係についてご存知ですか?(写真:Shutterstock.com)

参照元:https://mycode.jp/topics/life/coffee/japanese_coffee_consumption.html?src=my_kcm_japanese_coffee_consumption_07

コーヒーと遺伝子の関係についてご存知ですか?(写真:Shutterstock.com)

世界でも沢山消費されている「コーヒー」!遺伝子研究も盛んに行われています。

眠気まなこで目覚めた朝もコーヒーを飲んで目覚めスッキリ、朝のコーヒーは欠かせない、そんな方も多いのではないでしょうか。

これまでMYCODEトピックスでは、コーヒーについての様々な情報をお伝えしてきました。以前、こちらの記事「食習慣にも遺伝子の影響が?コーヒーを飲む量と遺伝子の関係」でコーヒーを飲む量と遺伝子の関係をご紹介しました。今回は、初めて日本人を対象として行われた、コーヒーを飲む量に関連する遺伝子の研究についてご紹介いたします。

アジア人特有のコーヒー摂取量に関係する遺伝子?

これまで、コーヒーの摂取量と遺伝子との関係についての研究は、欧米人を対象に行われていました。しかし、2018年、愛知がんセンターの研究グループにより、約1万人の日本人を対象とし、遺伝的多様性がコーヒーの摂取量に影響しているという研究結果が発表されました(※1)。

その結果、これまでの欧米人を対象とした研究とは異なり、欧米人には見られない、アジア人特有の遺伝的多様性がコーヒー摂取量に関係していることが分かりました。12番染色体上にあるこの遺伝子は、以前中国人を対象とした研究で、飲酒傾向に関係することが既に分かっています。

コーヒーの消費量には、BMI値や、喫煙するかどうかなどが関係していると言われています(※2,3)。しかし今回の研究では、そのどちらとも関係なく、特定の遺伝的多様性が独立してコーヒーの摂取量に関与することがわかりました。毎朝のコーヒーを飲む時に、少しだけ自分の遺伝子に思いを馳せてみてはいかがですか?


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監修者

認定遺伝カウンセラー 藤田和博先生
プロフィール:昭和大学藤が丘病院での先天異常、血液腫瘍の遺伝子・染色体検査の経験を生かし、現在は大東文化大学 スポーツ・健康科学部 健康科学科教授として臨床検査学教育と研究に従事。

参考文献

MYCODEトピックスでは、病気に関する情報から、ダイエット、生活習慣や健康に関する情報、そして遺伝子に関する情報など幅広い医療・健康情報をお届けします。

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