2021.05.13
筋肉の強張りからくる手の痺れはこうとろう!【リモレッチ極#6】
普段の日常生活では感じないけども、デスクワークを長時間行うと手の痺れを感じたことはありませんか?
それはデスクワークや家事などで同じ姿勢をとり続けていることが原因かもしれません。
今回は、そんな手の痺れにフォーカスしてみましょう。
※脳梗塞、脳卒中、高血圧、脂質異常症、糖尿病、心臓病、頚椎・脊髄・腰椎の病気を原因として痺れが生じている場合は医療機関での治療が必要です。普段と異なる痺れを感じたらかかりつけ医に相談しましょう。
筋肉の強張りが原因の「手の痺れ」はリモレッチで解消
肩をすくめ、顎を前に突き出す姿勢を長時間とっていると、首と腕の付け根が縮こまり筋肉が固くなります。鎖骨と首の付け根、鎖骨先端と腕の付け根の所は、神経が走行しており、筋肉が固くなると神経を圧迫し痺れを引き起こすケースが多く見られます。
痺れを感じた際に、休憩をする事で痺れが軽減すれば、ストレッチでの改善が期待できます。実践してみましょう。
ただし、休憩をしても痺れが引かない場合は他の病気の可能性があります。普段と異なる痺れや休憩しても痺れが軽減しない場合は無理をせず、なるべく早めにかかりつけの病院に相談して対処を行い、悪化させないようにしましょう。
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やり方
1.寄りかかっても平気な強度のある壁の近くに立つ
2.肩と肘をそれぞれ90度に曲げ、掌から前腕を壁につける
3.肩を捻らないように注意しながら体幹をゆっくり捻って胸と腕の付け根部分を伸ばす
4.20〜30秒行ったら反対側に捻っていく。左右合わせて2〜3セット行う
手の痺れを感じたらこまめにリモレッチを
圧迫による痺れの場合、姿勢の悪さも原因の一つです。なかなかすぐには改善しませんので、少しでも痺れを感じたら休憩をとりながらリモレッチでケアしてあげましょう。
また、繰り返しになりますが、普段と違う痺れを感じたり、痺れが続く場合には他の病気の可能性があります。
早めに医療機関にかかって対処するようにしましょう。
中村 雅貴(なかむら・まさたか)
柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。