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2021.01.13

【風邪のひき始めに!】強いからだをつくるおすすめ食材って?

ダイエットプラス

「あれ、風邪かな?」と思ったときは、すばやく対処することが大事です。この時に無理をしてしまうと、悪化したり、治りが遅くなったりします。今回は風邪のひき始めにおすすめな食材をご紹介します。しっかり食べて、風邪を長引かせない強いからだをつくりましょう!

風邪とは?

風邪の原因のほとんどがウィルス

私たちはよく、「風邪をひいた」「風邪ぎみ」などと言いますが、正式には風邪のことを「かぜ症候群」と言います。鼻水が出る、咳が出る、喉が痛くなるなど、鼻から喉までの上気道に症状が出る感染症です。

この症状が、気管や肺にまで広がっていくこともあります。かぜ症候群の原因となる病原体はほとんどがウィルスによるもので、くしゃみなどの飛散によってからだの中に入ってきます。

風邪のひき始めには「免疫力アップ」

免疫とは、からだの中にウィルスや細菌などが侵入したときに、自分のからだを守ろうと働く防御システムです。ウィルス性の風邪の場合、鼻水を減らす薬、咳を止める薬など、症状を緩和する薬はありますが、直接ウィルスに効く薬はありません。自分の免疫力で自然治癒するのを待ちます。

つまり、風邪のひき始めや風邪を長引かせたくないときは「自分の免疫力を上げる」必要があるのです。睡眠をしっかりとって、温かくし、免疫力を上げる食事をすることが大事です。

風邪のひき始めに摂りたい栄養素

たんぱく質でからだと免疫細胞を強くする!

強いからだ作りの基本となるのがたんぱく質。また、免疫細胞の主要成分でもあるため、免疫力を上げるためにはしっかりと摂りたい栄養素です。免疫細胞を活性化するビタミンCを一緒に摂ることも大事です。

ビタミン類で皮膚や粘膜を強くする!

ビタミンAは炎症している皮膚や粘膜を保護し、強くする働きがあります。細胞同士の結びつきを強めるビタミンCとともに、ビタミンAはウィルスの侵入を防ぐ働きもするので、風邪のひき始めにはしっかりと摂りたい栄養素です。

エネルギー源を摂ってウィルスと闘う!

ウィルスは熱に弱いため、私達は発熱をすることでウィルスと闘います。このとき、通常よりも基礎代謝が上がるため、糖質を摂ってエネルギー源を補給し、闘うパワーをつけることが大事。また、このエネルギー代謝を助け、疲労を蓄積させないためにも、ビタミンB1を一緒に摂ることが大事です。

体温を上げて免疫力も上げる!

体温が上がると血液の流れがよくなります。すると、血液の中にある免疫細胞がからだのすみずみに運ばれ、活性化します。そのため、体温が上がると免疫力も上がります。からだを温かくして、温かいものを食べる。

また、体温を上げる効果のあるジンゲロールやショウガオールを含む生姜、アリシンを含む葱やにんにく、カプサイシンを含む唐辛子などを料理に使うと効果的です。

風邪のひき始めにおすすめ食材とは?

おすすめ食材①卵

主に含まれる成分がたんぱく質で、食事から摂らなくてはいけない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。「完全食品」と言われるほど栄養価が高く、ビタミンAやビタミンB群も含まれます。風邪のひき始めの弱ったからだに、一番におすすめしたい食材です。

おすすめ食材②小松菜

小松菜にはビタミンAの働きをするβ-カロテン、ビタミンCが豊富に含まれます。アクが少ないので、下茹でなしで食べられるため、ビタミンCの流出を抑えて無駄なく栄養素が摂れる、優秀な野菜です。風邪のひき始めにはおすすめな野菜です。

おすすめ食材③うどん

消化がよく、糖質が豊富なので、風邪のひき始めのエネルギー補給にぴったりです。糖質のエネルギー代謝を助けるビタミンB1も含まれています。煮込みうどんにすれば、からだも温まり、免疫力も上がることが期待できます。

おすすめ食材④生姜

からだを温める効果のある食材として有名です。辛み成分のジンゲロールやショウガオールが血液の流れをよくして、体を温めます。これらの成分は、細胞を壊すことで効果が高まるので、小さく刻んだり、すりおろして使うことがおすすめです。

風邪のひき始めにはこれ!

かきたまうどん

卵と小松菜が入ったうどんです。風邪のひき始めにおすすめの食材を使っています。風邪ぎみかな?と思ったらこのメニューがおすすめです。

風邪に負けないからだをつくりましょう!

風邪のひき始めは、すぐにケアして悪化させない

風邪を引くのは、自分の免疫力が下がった証拠です。睡眠、ストレス、食生活の乱れ、いろいろなことが関わっていますので、自分で原因を振り返ってみましょう。

まずはからだを休ませて、しっかりからだを温め、風邪に負けない栄養素をたっぷり摂ることが、風邪を長引かせないポイントです!それでも悪化してきてしまった場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

【参考文献】
・一般社団法人 日本呼吸器学会/呼吸器の病気/かぜ症候群
(https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=2)閲覧日:2020年11月18日

(著者:原 美香 (管理栄養士))

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