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2020.12.21

飲んだ日にこそ試したい簡単睡眠Tips【眠りの秘めたる力#4】

kencom公式:睡眠改善インストラクター・西谷綾子

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これから年末年始にかけて普段より飲む機会が増えてきますね。コロナ禍で今年はオンライン飲み会という方も多いかもしれません。
オンライン飲み会だと時間を気にせず飲めるのでついつい飲み過ぎてしまう方も……。

今回は、お酒を飲んだ後浅くなりがちな眠りを、少しでも深く良質なものに変えるコツを睡眠改善インストラクターの西谷綾子さんが教えてくれます。

どうしても悪くなりがちな飲酒後の眠りの質はこう高める!

お酒を飲んだ後の睡眠はどんな感じですか?
普段より睡眠の質が浅い、途中で目が覚めてしまう、いびきをして眠っている、などの経験があるのではないでしょうか?
まずは飲みすぎないことを心がけることが大事ですが、適量でも睡眠の質が下がる方が、少しでも高められる方法をお伝えします。

飲酒前に1杯のお水か白湯を飲もう!

まずは、お酒を飲む前にコップ1杯のお水かまたは白湯を飲むようにしましょう。お酒を飲んだ後、睡眠への影響を少なくすることができます。
多くの方はお酒を飲んだ後にお水をたくさん飲んでいますが、実は先にコップ1杯でいいので飲んでおくのがポイントです。

お酒には利尿作用があり、飲めば飲むほど汗や尿によって身体の水分を外に逃がしてしまい脱水します。
そう言われてみれば、普段よりもトイレの回数が増えたり夜中にトイレに行きたくなって目覚めたりすることがありませんか?

二日酔い症状である頭痛や胃腸の不調の原因も、脱水によるもの。
この脱水症状を防いでくれるのが、最初に飲む1杯のお水か白湯なのです。

脱水症状を防いで夜中に目覚めにくくするには?

そして、アルコールは「覚醒」と「睡眠」の交互に作用することもわかっています。

飲み始めると脳が覚醒し頭が冴えて元気になり、気分もハイテンションになります。
そのまま飲み続けていると今度は「睡眠」の段階に入り、だんだん眠くなっていきます。

そして、眠ると3時間程度で再び「覚醒」の段階に入るため、睡眠が浅くなったり夜中に途中で目が覚めてしまったりするのです。
これを防ぐのにも飲酒前のお水か白湯が良いと言われています。
脱水症状を防ぐことで途中で目が覚めにくくなりますし、翌朝のダメージも少なくなります。

飲むなら先に飲もう!1杯の白湯or水

付き合いなどでどうしてもお酒を飲まなければいけない日もあるでしょうし、コロナ禍でのストレス発散として適量を楽しみたいという方も多いでしょう。
その代わりお酒を楽しむ日は先にコップ1杯のお水か白湯を飲みましょう。
きっと、その日は気持ちよく眠れますよ。

西谷 綾子(にしたに・あやこ)

睡眠改善インストラクター。
眠りのエキスパートとして、ワークショップや講演会などで活動中。自身のYouTubeチャンネル『あや吉チャンネル』では快眠のためのワンポイントアドバイスも行っている。
ランニングにも注力し、フルマラソンのベストタイムは3時間1分。〈Body & Soul Running Club〉を主宰し、初心者教育も行う。

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