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2020.12.07

朝の目覚めがつらいあなたにおすすめの起床法【眠りの秘めたる力#3】

kencom公式:睡眠改善インストラクター・西谷綾子

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だんだんと肌寒い日が増えてくると、朝目が覚めてもなかなか布団から抜け出せないものです。結果、朝の目覚めがどんどん雑になったり、スッキリといかなくなっている人も多いはずです。
寒い日でもスッキリと気持ちよく目覚め、朝から活発になれる方法について、睡眠改善インストラクターの西谷綾子さんが教えてくれます。

冬場でも「最高の目覚め」を手に入れる方法とは

最近、朝方寒くてなかなかスッキリ起きられない、眠気と布団の暖かさに葛藤し、あともう少し……、と言いながら朝の貴重な時間があっという間に過ぎていませんか?
そんなロスをなくし、冬の朝の目覚めが良くなる方法をお伝えします。

起床1時間前に暖房をつける

最も簡単な方法は、起床1時間前に暖房をつけ体温の上昇を外部から助けてあげること。
私たちの深部体温は上がるほど活動的になり、下がるほど眠くなります。起床2時間前は、内臓の温度である深部体温が最も低く、そこから少しずつ上がり始めます。
この性質を有効活用することが起床の快適さをあげることになります。

眠る前にタイマー機能を使って起床1時間前に暖房が入る時間をセットしましょう。室温が上がり始めると深部体温も上がり目覚めやすくなります。
深部体温リズムをサポートし寒い朝を上手に乗り越えましょう!

朝起きたら温かい飲み物を飲む

次に、起床したらまず最初に温かい飲み物を飲みましょう!(暑い夏でも目覚めに冷たい飲み物は出来るだけ避け、温かい飲み物か常温で)
温かい飲み物を飲めば、直接、内臓の温度を上げることができます。

私はランニングが趣味で朝走る時も必ず温かい飲み物を飲んでから走り始めます。

たまに朝起きたらすぐにウェアに着替えて家を飛び出す方がいらっしゃいますが、深部体温がまだ低い朝の時間帯は、身体の負担も大きいです。
運動すると体が温まってきますが、体温が上がってから運動をする方がパフォーマンスを高く発揮できます。
朝は必ず温かい飲み物で深部体温を上げてから運動を始めましょう!

起きたい時間に起きやすくなるコツ

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朝の目覚めが良くなる方法として、私が試しているコツがあります。
それが、起きる時間を3回唱えること。
そんなことでと思うかもしれませんが、自分の中に起きる時間を頭に入れて準備状態をつくることでスッキリな目覚めに繋がります。
なかなか起きたい時間に起きられないと言う方は、是非試してみてください。

3つの方法を駆使して、冬の目覚めを快適に過ごそう

最後に紹介した自己覚醒法は、いわば脳内へのプログラム作業です。これは使えば使うほど上達をするのでぜひ、継続的に試してみてください。
また暖房や温かい飲み物はちょっと意識すれば習慣化しやすいです。ちょうど暖房も必要な気温になってきましたのでぜひ、取り入れてみてください。

西谷 綾子(にしたに・あやこ)

睡眠改善インストラクター。
眠りのエキスパートとして、ワークショップや講演会などで活動中。自身のYouTubeチャンネル『あや吉チャンネル』では快眠のためのワンポイントアドバイスも行っている。
ランニングにも注力し、フルマラソンのベストタイムは3時間1分。〈Body & Soul Running Club〉を主宰し、初心者教育も行う。

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