2020.11.04
お鍋に+で大満足!お酒のつまみにもなるアサリとパセリしょうゆ漬け【おつまみレシピ】
11月に入り、冷え込む日が増えてきました。そうなると恋しくなるのがお鍋。食べると身体も温まりますし、野菜や肉をバランスよく摂ることもできます。
ですが、鍋だけだと少々偏りが生まれることも。また、お酒のアテにするにはパンチが足りないかもしれません。そこで今月は鍋に1品加えることで、栄養的にもお酒的にも大満足できる料理をご紹介します。
最初の1品はアサリ料理。
アサリはカルシウムや亜鉛、鉄などミネラルが豊富。煮汁に栄養がたっぷりあるので、それを余すことなく使うレシピになります。
アサリのうまみ成分でもあるタウリンはアルコールの代謝に効き、また血中の中性脂肪やコレステロールを減らす役割があります。酒のお供として栄養面からもおすすめな食材です。鉄分も多く含むため、貧血や肌荒れ改善、疲労回復にも効果があるといわれていますよ。
【材料】
アサリ 250g
A
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1/2
しょうが 適量
にんにく 適量
パセリの葉 2〜3本分
とうがらし 1本分
作り方
1.アサリは砂抜きし、殻を流水でこすり洗いしてぬめりを取ってから鍋に入れ、ひたひた(頭がちょっと出ていてもよい)の水を加え、弱火にかける。
2.アクを取りながら2〜3分加熱し、口が開いたら火を止めて冷ます。
3. その間にしょうが、にんにく、パセリはみじん切りにする。唐辛子は種を除いて輪切りにする。
4.2のアサリが人肌に冷めたら、Aをすべて加えてよく混ぜ合わせる。
※冷蔵庫で1時間ほど冷やしてから食べるとおいしい。
身体に優しい豆知識
タレに入れたパセリは、免疫力を上げるβ-カロテンが緑黄色野菜の中でも特に多く含まれています。またビタミンB1、B2、C、Eなどのビタミン類も豊富なので、付け合わせの彩りとしてだけではなく、健康のためにもたくさんとりたい食材です。
しかし、いまいち料理に活用できずに余らせてしまう……という方も多いはず。そんな時には、このレシピを試してみてください。パセリは記載の分量よりも多く入れても大丈夫ですよ。
鍋を待つ間にいくらでもつまめてしまうこのアサリのしょうゆ漬け、漬け汁に浸したまま冷蔵庫で保存すれば3~4日保存も可能です。残った汁はもやしなどを入れてスープとしても楽しめますが、茹でた中華麺を加えて麺のスープとしても活用するのも美味しいですよ。鍋の季節には冷蔵庫に常備菜として置いておきましょう。
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著者プロフィール
■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。