2020.08.29
コロナでぷに肉はなぜつくのか。簡単ケアで落とせるわけは?【手ぬトレ®︎ダイエット#1】
新型コロナ感染症の患者数が再び増加傾向に転じ(2020年8月5日現在)、ステイホームや在宅ワークの機会は今後もどんどん増えそうな気配を感じます。
それだけ家の周りにいることが増えると変わってくるものの一つが「体型」でしょう。
そこまで生活習慣を変えた覚えがなくても、知らないうちに使わない部位はたるんだり、ゆるんだりするものです。
今回は、ピラティスインストラクターで、手ぬトレ®︎の開発者でもある千葉絵美さんに、特にこの時期緩みがちな部位について語っていただきました。
自宅に篭る機会が多いと緩みやすいのは「頭」・「二の腕」・「お尻周り」
家の中で表情が消えていませんか?
このコロナ禍で在宅での作業が増えた方に多いのが、表情筋の衰えです。
リアルな場で人に会う機会が減ったことで、それだけ表情や口を動かす機会が減ってしまいました。
加えて、リモート会議用のツールを使う時も「顔を見せるのが億劫だから画面オフ」を繰り返していると、ますます顔を動かす機会が減っていきます。
もちろん、全く顔を見せないというわけではないでしょうが、たまには表情を他人に見せることも大事になります。
加えて、動くことが減ると強張ってくるのが側頭筋や前頭筋・後頭筋といった頭の筋肉。実は喋ったり、動いたりしているときに微妙に動いていたのが、動きが減った分段々と固まって動きにくくなっています。
そうなると、余計表情も動きにくくなるものです。
もし今目の前に鏡がある方はぜひ自分の顔を見てみましょう。
いつもより強張っているようなら表情筋が固まり始めているかもしれません。ちょっとしたマッサージで緩めてあげましょう。
消えた表情を取り戻す!手ぬコロマッサージはこちらから
歩くたびに揺れる二の腕になっていませんか?
ようやく梅雨が明けて一気に気温が高くなった今、ふとしたきっかけで気になるのが「二の腕」。これも在宅でいる間に衰えがちな部位です。
特にノースリーブや身体のラインを見せるような細身のウェアを着たときに、二の腕がたるんでいるとスタイルが決まらないですよね。
二の腕は上腕二頭筋と上腕三頭筋の2つの筋肉で主に構成されています。そのうち特に気になるたるみは後ろ側の上腕三頭筋の方に現れやすいもの。
上腕三頭筋は主に腕を伸ばすときに使うのですが、在宅中は机に肘をついて作業する方が多いでしょうから使う機会が一気に減ります。
その結果、動くたびにたるんたるんと動く「振袖腕」になってしまうのです。
ここを引き締めるには、まずはしっかりしたストレッチで使う感覚を蘇らせること。次に軽い筋トレです。
そこまできつい運動ではないので、すぐに対策しやすい部位でもありますよ。
振袖腕から卒業!手拭い1つで引き締める方法はこちらから
お尻が下がってきたと思ったら要注意!
在宅が増えて歩く機会が減ると、お尻周りもたるんできます。
お尻のラインが下がって、太腿にお肉がついてくると、スタイルは一気に崩れてしまいますよね。
しかもこのたるみ、コツを知らないとなかなかうまく減らせません。
お尻周りの筋肉が落ちると、もう一つ心配になるのが姿勢です。
特に骨盤周りの筋肉が緩むと姿勢も乱れやすくなります。姿勢が乱れると、全身のバランスが悪くなるのも時間の問題です。
ビシッとした姿勢を維持するためにもお尻はしっかり鍛えておきましょう。
お尻周りについている大臀筋・中臀筋やハムストリングといった大きい筋肉に加え、梨状筋などの細かい筋肉を鍛えることで、理想的なお尻の形に鍛えられますよ。
たるんだお尻はキックアウト!空き時間にできるトレーニングはこちらから
トレーニングに使うのは手拭い1本、マッサージには+ボール2個
今回あげた顔・二の腕・お尻周りはたった1本の手拭いでくまなく、そして気持ちよくトレーニングできます。
加えて、ほぐす際にはテニスボールやラクロスボールなどボール2個を加えるだけでOKです。
タンスに眠っている手拭いを是非取り出して、トレーニングしてみてください。
そして、手拭いとボールを組み合わせた手ぬコロで細かいところもほぐしていきましょう。
コロナ太りでたるんだ身体が整いますよ。
著者プロフィール
千葉絵美(ちば・えみ)
ピラティスインストラクター・株式会社studio-emi 代表 一般社団法人手ぬトレ協会代表理事
銀座に構える女性専用スタジオ「studio-emi」を中心にピラティスの普及活動を行う。 また、ピラティスを土台にし、心も体も、強く・美しくなるエクササイズ法も研究中。今回紹 介する「手ぬトレ®︎」は各種雑誌・メディア・YouTubeにて展開中。