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2020.08.01

糖尿病になりやすい血液型は・・・型です!血液型占い?いいえ、占いではありません!

MYCODEトピックス

血液型と病気のかかりやすさには関係があるのでしょうか?(写真:Shutterstock.com)

参照元:https://mycode.jp/topics/diseases/diabetes/blood_type_diabetes.html?src=my_kcm_lutein_zeaxanthin_cognitivefunction_08

血液型と病気のかかりやすさには関係があるのでしょうか?(写真:Shutterstock.com)

血液型と糖尿病リスクの大規模調査

皆さんご存知のように、糖尿病と「血糖値」は切っても切り離せません。

つまり、血液の状態と糖尿病には深いつながりがあるということですが、それではいわゆる血液型と糖尿病のなりやすさには、何かしらの関係があるのでしょうか?

その疑問の答えが2014年、フランスの研究グループにより発表されました。研究グループは、約8万人の女性を対象とし、18年間に渡る大規模調査を実施。ABO式血液型に加え、Rh型と、生活習慣による「2型糖尿病」のリスクとの関係を統計学的に調べ、解析をおこないました。

「B型Rh+」が最もハイリスク?

その結果、A型とB型の人はO型の人に比べて、それぞれ1.1倍、1.2倍、糖尿病になるリスクが高いことがわかりました(※)。AB型は、統計的に意味のある差は出ませんでした。

Rh型ではRh+とRh-の間で差がなく、ABO式と組み合せると、A+とA-では差がなかったのですが、B-よりもB+の方がリスクが高いという結果が出ました。O-と比較すると、B+のリスクは1.35倍にもなったそうです。

まとめると、O型が最も糖尿病リスクが低く、B型Rh+が最も高い、という結果でした。

血液型は占いでよく話題にもなりますが、病気との関係が科学的に分析されたのは、とても興味深いですね。今後、糖尿病リスクを考える上での参考の1つになるかもしれません。


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監修医師プロフィール

医師 石原藤樹先生
プロフィール:1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。

参考文献

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