メニュー

2020.06.13

うちの子のゲーム時間、長すぎ…?親子で決めるルール作りのコツ

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

記事画像

新型コロナウイルスの流行に伴う休校期間も終わりましたが、長い休校期間中に「子どものゲームとの付き合い方」に不安を覚えた方も多いと思います。

ゲームを制限したい親とゲームをやりたい子どもとの間で起こる軋轢において大切なのは、親子で納得できるゲームのルールづくりです。今回はルールづくりのコツをお伝えします。

ゲームは悪?

記事画像

ゲームに夢中になりのめり込んでいる子どもの姿を見ていると、その中毒性や依存性が気になりますよね。また、ニュースなどでも子どものゲーム依存に警鐘を鳴らしています。
しかし、「ゲームは悪」とは言い切れない側面もあるのではないでしょうか。

筆者の長男もゲームが大好きな小学生です。低学年からゲームを始めて、高学年になってからも飽きることなく毎日遊んでいます。そんな姿を数年間見てきて感じたゲームのメリット、デメリットは次のようなものです。

メリット

・ゲーム内の用語を通じて漢字、英語を覚える
・デジタルリテラシーが高まる
・ゲームをする前に宿題を終わらせるなど計画的に生活する習慣が身につく
・友人とゲームのチャット機能などを通じて「つながり」ができる

デメリット

・ゲームの結果次第で不機嫌になる、言葉遣いが荒くなる
・ゲームを切り上げる時間が遅いと入眠に支障がある
・部屋にこもりがちになる
・知らない他人と繋がることで誹謗中傷を受ける場合がある

我が家は多い?少ない?ゲーム時間の平均

記事画像

子どものゲーム時間の長さは、親によって、場合によって感じ方が異なるのではないでしょうか?
例えば、筆者自身が忙しい時は子どものゲーム時間まで気にする余裕はなく、ゲーム時間を長いと感じることは少ないです。しかし、子どもの様子をじっくり見られる時間が長いと、「うちの子はゲームをしすぎなのでは?」と心配になり不安感を覚えるものです。

全国の小学生各学年男女それぞれ100人ずつ、合計1200人を対象に調査した「小学生の日常生活・学習に関する調査(学研教育総合研究所)」のデータによると、回答した小学生全体の77%(926人)が何らかの通信機器を持っていると回答。その通信機器を使用して「ゲームをする」と回答したのが全体の76.9%で、時間は「1日平均45分」でした。

我が家の場合は、この平均を大きく上回っていたので、「やっぱり我が子のゲーム時間は長めなのか」と改めて落胆する結果でしたが…。

ルールづくりのコツ

記事画像

我が家の場合は、一度決めたルールでうまくいくことはなかなかありませんでした。ルールを作っては修正する…という試行錯誤を重ねて、今は親子で納得したルールができていると思います。ルールづくりで気をつけたポイントをご紹介します。

時間を設けて、親子で相談して決める

面倒かもしれませんが、これが一番重要です。なぜなら、親が一方的に作ったルールは破られる可能性が高いからです。
一方、子どもの意見を聞いて作ったルールは、子ども自身も守ろうと努力します。

また、親の都合で「今からルールを作ります!」と言っても、子どもはテレビを見ながら参加するなどルールづくりに積極的に関わろうとしません。「○曜日の△時からルールづくりの話し合いをするから時間を作ってね。」と前もって伝えておくとよいでしょう。

他の兄弟のいないところで話し合う

ルール作りをしている場に他の兄弟がいると、兄弟が口を出してきて話がこじれることもあります。「あなたのオリジナルのルール」だと本人に自覚してもらうためにも、他の兄弟を入れないところでの話し合いをおすすめします。

親の希望を伝える

親がどうして欲しいのかを子どもに伝えましょう。ゲームを制限したいだけではないことが伝わると、子どもも「そうだね。わかった」と理解してくれます。

我が家の場合は、「ゲームをするのもよいが本を読む時間や体を動かす時間も作って欲しい」「ゲームにのめり込んで、依存症になったりしないかとても心配している」「ゲーム以外にも楽しみを見つけて欲しい」などと伝えました。

子どもに説明させる

なぜゲームをしたいのか。ゲームのどんな部分が楽しいのか。誰と一緒にゲームをしているのか。手持ちのゲームの種類のうち、何に一番時間を使っているのか。など子どもに説明してもらいましょう。
子どもの意見も汲み取ってあげると、制限時間などの話し合いもスムーズに進みます。

一定期間を過ぎたらルールを見直す

学年が上がるにつれて学校や習い事の比重は高くなります。ルールを見直さないままでは生活リズムの乱れも生じます。それを避けるためには、一度決めたルールも子どもの成長に合わせて見直しが必要です。

ルールは紙に書いて、見える場所に貼る

親子で決めたルールは、共通認識として紙に書いておき、見える場所に貼っておくとよいでしょう。子どももルールを破らないように気をつけますし、親は必要以上に口を出さずに済みます。

ルールで決めておくと良い項目

ルール作りで何を決めればよいかわからない場合は、以下の項目を中心に決めておくとよいでしょう。

・1日にできるゲーム時間(平日、休日で長さを変えてもよいでしょう)
・1日の中で午前何時から午後何時までゲームして良い時間か
・ゲームのしまい方
・ゲームをできる場所
・課金
・ボイスチャットなど他のプレイヤーとつながる基準(知り合い限定にするなど)
・親がチェックするタイミング、頻度
・ルールを破った際のペナルティ(具体的に決めておく)

我が家のルールづくり失敗事例、成功事例

記事画像

我が家もゲームのルールを作成しては、失敗の繰り返しです。ですが、失敗するのは親と子の意見のバランスが悪いからだと気がつきました。どちらかが納得していないルールは長続きしません。

失敗事例

ゲームの制限時間だけ決めたら…

1日にやって良い時間は○時間、とだけを決めた時の失敗です。制限時間が残っているから…と夜遅くゲームをして生活リズムが乱れてしまいました。

親が一方的に決めたら…

子どもが納得していないルールに不満が募り、ある時子どもの不満が爆発!それを親が抑え込む…の繰り返しになり、親子で疲弊してしまいました。

時間制限を自分で解除!

子どもに古いスマートフォンをゲーム用として使わせていた時のこと。使用時間を超えるとロックがかかり、使用できないようにしていました。
ところが、子ども自身がYouTubeでロック解除の方法を見つけて自分で解除!親には内緒で制限時間を超えてゲームをし続ける、という事件が起こりました。

成功事例

記事画像

作ったルールに試行期間を設ける

親子で作ったルール、まずは試行期間を設けて守れそうかどうか様子をみます。この期間があると、親は子どもの様子を見守ろうとするし、子どもはルールを守ろうとします。

平日と週末で制限時間を変える

我が家の場合、週末は平日にプラス1時間多くゲームができます。親も「週末くらいは良いか」と思えますし、子どもも「多くゲームができて嬉しい」と思うのでお互い満足度は高いです。

レコーディングで「見える化」する

エクセルでカレンダーを作り、毎日どのくらいの時間をゲームに費やしているのかを子ども自身で記入していきます。カレンダーで見える化することで意識づけに繋がります。

親子で納得のいくルールを

記事画像

子どものゲーム時間は、悩んでいる方も多い永遠の課題ではないでしょうか。
ただ、親自身、自分のスマホ時間などを他の人に制限されたらどうでしょう?抵抗したくなるのではないでしょうか?

それぞれの家庭の事情も鑑みながら、親子で納得のいくルールづくりができれば親子の衝突も少なくなります。我が家の事例が参考になれば嬉しいです。

門傳奈々(もんでん・なな)

記事画像

ライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

この記事に関連するキーワード