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2020.01.29

混ぜて30分置くだけ簡単!いろいろ使える塩酒粕【発酵レシピ】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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腸の調子を整えたり、免疫力アップのためにも毎日の食生活に取り入れたい発酵食品。手作りの塩こうじや甘酒は発酵させる時間がかかってしまうのがやや面倒ですよね。
既に発酵してある酒粕を使った塩酒粕なら、家にある材料だけであっという間に作れて、保存もきくので毎日の料理作りに重宝しますよ。

基本の塩酒粕の作り方と、塩酒粕を使ったレシピを紹介します。日々の食卓に取り入れてみてください。

塩酒粕

【材料】

酒粕 200g
水 140cc(酒粕の7割程度)
みりん 大さじ2
塩 40g(酒粕の2割程度)

作り方

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1:酒粕に水とみりんを加えて、酒粕がほぐれるまで30分程度置いておく。

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2:酒粕がほぐれたら、泡だて器やスプーンで混ぜ合わせ、塩を加えたら完成。
※冷蔵庫で3週間程度保存可能

塩酒粕の野菜漬け

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食事にもう1品足したいとき、さっと作れる浅漬けが便利です。半端に余った野菜などを入れて、塩酒粕を入れて揉んだらすぐにできますよ。

作り方

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お好みの野菜を一口大に薄切りにしたらジッパー付き袋などに入れ、塩酒粕を加えて混ぜ合わせる。浅漬けなら15分程度置いたら完成。
※冷蔵庫で1週間保存可能
※非加熱のものはアルコールが含まれているため、お子さまはNG

塩酒粕漬け魚グリル

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魚をただグリルするだけでも美味しいですが、塩酒粕でつけてから焼くと身がふんわりして塩酒粕の味付けが風味よく食べられます。

写真とレシピではブリを使用して作りましたが、その他の魚でも美味しくいただけますよ。

作り方

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魚の切り身と塩酒粕をビニール袋に入れて、まんべんなく塩酒粕をまぶしたら30分程度置いておく。
塩酒粕がついたままだと焦げやすくなるので、キッチンペーパーなどである程度拭き取り、フライパンかグリルで焼いたら完成。

身体に優しい豆知識

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日本酒の製造過程で生まれる酒粕は、お米の栄養をたっぷり含んだ発酵食品です。食物繊維、お肌の調子を整えてくれるビタミンB群、葉酸などが含まれているほか、油を吸着し排出するタンパク質のレジスタントプロテインが含まれており肥満予防効果が期待できます。

スーパーでも手軽に購入できるので、これまで酒粕を使ったことがなかった方はこの機会に試してみてはいかがでしょう。

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著者プロフィール

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■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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