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2020.01.20

とっさの時に便利なデジタル定規のススメ【定時帰りのライフハック#11】

kencom公式:心理学ジャーナリスト・佐々木正悟

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このデジタル社会になっても実生活の中で必要になるあれこれはあります。ものの長さを知りたいといった内容もそうでしょう。
何かを作りたいときに、置く場所の長さを測ったり、冊子などを作る際にも必要かもしれません。
そんなとき、定規を持っていればいいのですが、なかなかそういつも持っていることはないでしょう。
今回は、初心者に向けたデジタル定規の使い方についてお話ししたいと思います。

意外と便利!画像で測れる「デジタル定規」使ってる?

つまらない話をするようですが、我が家ではよく「定規」がなくなります。使わないからではなく、けっこうよく使うせいです。
定規に限らず、長さを計測するメジャーなどはめったに使わないようで、意外と使います。たしかに毎日使うなどという家はそんなにありません。しかし、ないと困るのです。
測る長さには様々な種類があります。書籍や眼鏡ケースなどの大きさを測るには定規で良いでしょうが、家の柱の長さだと、やはりメジャーが必要になります。
また、計る場所によって使い分けたいケースもあります。
たとえば、長さとしては定規でよくても、カマボコの厚さを測るのに、ふだん使っている定規などは衛生面から使いたくない。
様々な長さを測る必要がある。しかも、使う場所によって道具を使い分けたい。
そんな問題を一掃するのに、デジタル定規は最高です。

画面に収めるだけで寸法が測れる

まず、かなり大きな対象であっても画面に収められさえすれば計測できます。対象は小さくても大きくても大丈夫です。少なくとも定規とメジャーを兼ねることができます。
さらに、直接触れることがないため、食べ物の大きさを測れます。これはやってみるとなかなか便利です。

我が家も年末に、ちょっとした大掃除をしました。
その際、引き出しの大きさと、それになにが収まるかを測るのに、デジタル計測が大活躍したのです。

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これが私の書斎の引き出しなのですが、これにKindleが入るかどうかを測りたいと思いました。すでにKindleを買っているならば、入れてみればいいわけですが、もしもKindleを持っておらず、しかも引き出しもお店のものだったりすると、スペックをメモしたりする必要があって、ちょっと面倒です。

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実際には、写真で撮影するようなやり方で、このようにきちんと表示してくれます。これはやってみると非常に便利でした。

正確性は年々高まっている

実は「計測」というアプリがiPhoneに登場したのはけっこう前のことです。
私はこれが出たときから非常に期待していました。すでに述べたとおり、定規は面倒ですし不衛生という問題もあるからです。

ただ、登場したてのころは、実測値が今ひとつ不正確で残念でした。
それが今回改めて使ってみると、アップデートされたのか非常に正確で驚きました。これであれば十分実用に耐えられるレベルと言えるでしょう。

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こういうものであれば、ほとんど完璧な数字を算出してくれます。
とっさに使いたいときやビジネス上、出先でどうしても測りたいタイミングなどもあると思います。
そんな時の一手段として知っておくといいでしょう。

デジタル定規で荷物を一つ軽くしよう

今回は仕事の効率化とは少し外れますが、とっさの時に役立つライフハックをご紹介しました。
これは知っているだけで誰でもできる方法の一つでしょう。それでいてかなり有用性が高いと思います。うまくいけば荷物を一つ減らすこともできるはずです。

ただ、使い方に関しては最初は戸惑うかもしれません。何度かご自身で触っておくと、緊急時にもすぐに使えます。

著者プロフィール

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■佐々木正悟(ささき・しょうご)
心理学ジャーナリスト。「ライフハック」の第一人者。専門は認知心理学。1997年獨協大学を卒業後、ドコモサービスに入社。2001年米アヴィラ大学心理学科に留学。04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。05年帰国以来、「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求し続けている。
著書にベストセラーとなった『ビジネスハックス』『スピードハックス』などのハックシリーズ(日本実業出版)のほか、『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』(中経出版)、『やめられなくなる、小さな習慣』(ソーテック社)などがある。

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