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2019.10.29

【中華だけじゃもったいない】チンゲンサイの栄養効果について解説します!

ダイエットプラス

中華料理に使われる事が多い野菜であるチンゲンサイ。あまり癖のない淡白な味なので食べやすく、また肉厚な茎が特徴で、加熱してもシャキッとした歯ごたえが残る点が嬉しいですね。実は、チンゲンサイは味だけでなく栄養価もとても優秀な食材です。そこで今回は、チンゲンサイの嬉しい栄養効果やおすすめレシピについて管理栄養士が紹介いたします!

チンゲンサイの基礎知識

チンゲンサイってどんな野菜?

チンゲンサイは最も身近な中国野菜として知られており、1970年ごろに中国から日本に伝わってきた野菜です。スーパーでは通年売られていますが、旬は秋~冬にかけてとなります。

美味しいチンゲンサイの見分け方

チンゲンサイの美味しさのポイントはしっかりとした歯ごたえなので、茎の幅が広くて肉厚なものを選びましょう。また、葉の部分は鮮やかな緑色で瑞々しくハリがあり、枯れたり変色してないものが新鮮な証拠です。

チンゲンサイの保存方法

チンゲンサイなどの葉物野菜は畑に生えている時と同じように立てて保存する事で長持ちしやすくなります。ラップや新聞紙で包んで野菜室で保存しましょう。
食べ切れない時は固めに茹でて、食べやすい長さにカットし、1回分ずつラップで小分けにして冷凍保存しておくのもオススメです。

チンゲンサイの栄養効果

β-カロテンでアンチエイジング&生活習慣病予防!

チンゲンサイは抗酸化作用のあるβ-カロテンが豊富に含まれています。
呼吸によって取り込まれた酸素の一部から産生される活性酸素は、細菌やがん細胞などから身を守るという大切な役目もありますが、ストレスや紫外線、タバコ、加齢など様々な要因によって過剰に増えてしまう事で、正常な細胞まで攻撃してしまいます。抗酸化作用のあるβ-カロテンをしっかりと摂る事で、活性酸素の過剰な増加が抑えられます。

そのため、細胞を守る事ができ、お肌のシミやシワ、たるみなどを予防してアンチエイジングにつながります。また、がんや動脈硬化などの生活習慣病予防にもつながると言われていますよ。

カルシウムで骨粗しょう症予防!

チンゲンサイにはカルシウムが多く含まれています。カルシウムは骨や歯の健康維持に効果的な栄養素として知られていますが、日本人の食生活において不足しやすい栄養素でもあります。

特に女性は閉経後、ホルモンバランスの変化によって骨粗しょう症(骨が脆くなり、骨折しやすくなる状態)になりやすいので、出来るだけ早いうちからカルシウムをしっかりと摂っておく事が望ましいです。

また、カルシウムには神経を落ち着かせる作用もあり、ダイエット中のイライラやストレスを抑える効果も期待できますよ。

カリウムでむくみ&高血圧予防!

チンゲンサイに多く含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を促す作用があり、ナトリウムの過剰摂取が原因で起こる事が多いむくみや高血圧の予防にも効果的です。

むくみとは体内の余分な水分や老廃物が上手く代謝さていない状態で、下半身で起こりやすく、特に足のむくみは目立ちやすく、太っているように見えてしまう事もあります。そのため、むくみが解消されると体重が変わらなくても足がスッキリして見えるので、美脚効果が期待できます。

チンゲンサイを使ったオススメレシピ

甘辛豆腐丼

甘辛く味付けた豆腐が食欲をそそる丼メニューです。
柔らかい食感の豆腐とシャキッとした食感のチンゲンサイが相性抜群!
主食・主菜・副菜の3点セットを兼ねる一品ですね。

チンゲンサイと鶏肉のミルク煮

チンゲンサイや牛乳、小エビといったカルシウム豊富な食材を使った一品です。
チンゲンサイにはサッと火を通し、歯ごたえを残すのが美味しさのポイント!
噛む回数が増え、満足感アップにつながります。

えびと青梗菜のスープ

春雨の代わりにしらたきを使ったスープは、低糖質でも満足感があります。
ラー油やおろしにんにくが味のアクセントになるので、塩分控えめでも美味しく仕上がりますよ!

まとめ

チンゲンサイをお食事に取り入れてみましょう!

いかがでしたか?
チンゲンサイはとても栄養価の高い野菜で、美容や健康にとって嬉しい栄養効果が期待できます。
中華料理のイメージが強い野菜ですが、クセがなく食べやすいので手軽に取り入れやすい野菜でもあります。
ぜひチンゲンサイをお食事に取り入れてみて下さいね!

(著者:藤井 歩 (管理栄養士))

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