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2019.09.08

虫垂炎(盲腸)になったら手術するしかないの!?【医師Q&A】

kencom公式ライター:森下千佳

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医師からのコメント

発症してからの経過時間や症状の重症度によっては、薬で治療する事もできます。

しかし、再発した場合には手術で虫垂を切除する事をお勧めします。
以前は開腹手術が一般的でしたが、現在では身体への負担が少なく、術後の回復が早い腹腔鏡下手術で行うことが多くなってきました。
ちなみに薬物治療の方が入院期間が短いと思われる方も多いのですが、実は腹腔鏡下手術の場合は3〜4日で退院することができるので、短期間ですむケースが多いです。

■見くびられがちだけど危険度高め!通称盲腸=「虫垂炎」を知ろう!

監修医師

■石井良幸(いしい・よしゆき)先生
北里大学北里研究所病院 副院長
1991年慶應義塾大学医学部卒業。北里大学北里研究所病院副院長、一般・消化器外科部長 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医。
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医、北里大学医学部教授、慶應義塾大学医学部客員教授、医学博士。

著者プロフィール

■森下千佳(もりした・ちか)
お茶の水女子大学理学部卒。2000年に東海テレビ放送に入社し、主に報道記者として事件、事故を取材制作。女性ならではの目線で取材先の言葉や見過ごされがちな出来事を引き出す事を得意とする。2009年に家族の転勤で、ニューヨークに渡り4年間移住。当時日本ではなかなか手に入らなかったオーガニックのベビー商品、コスメなどを日本に届けるベンチャー起業を立ち上げに関わる。2013年帰国し翌年に女児を出産。2016年より子宮頸がん検診の啓発活動と健康教育を手掛ける一般社団法人の理事を務める。2019年よりフリーのエディターとして、主に女性と子供の健康、子育てに関する取材、発信している。