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2019.02.16

【鍋で時短】〆のパスタも絶品!海鮮クラムチャウダー風鍋【身体が変わる10分レシピ#76】

KenCoM公式:料理研究家・りんひろこ

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アメリカ東海岸・ボストンの港町が発祥のクラムチャウダーは、今やアメリカのみならず日本でも人気のあるミルク仕立ての海鮮スープです。そんなスープを、今回はお鍋仕立てにしてみました。お鍋レシピはどうしてもマンネリになりがちなので、たまには洋風にアレンジしてレパートリーを増やしていきましょう。
殻をむくのが大変なあさりは缶詰を使い、みじん切りが面倒な玉ねぎの代わりに長ねぎを使えば時短に。さらに〆にパスタを乾麺のまま入れて蒸せば、美味しいスープをたっぷり吸ったクリームパスタになりますよ!

【材料】(2~3人分)

ベーコン 6~8枚程度
あさり水煮缶 1缶(100g程度)
海老、ホタテ、イカ、牡蠣などの海鮮や鶏肉などお好きなもの1~2種類(200g程度)
ほうれん草 2株
長ねぎ 1本
しめじ(あれば) 1パック
にんにく 1かけ(スライス)

オリーブオイル 大さじ1
水 400cc
塩 小さじ1
コンソメスープの素 1個/顆粒なら小さじ1(5g程度)
牛乳 300cc

【作り方】

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1:長ねぎは斜め切り、ベーコン、ほうれん草、しめじなどの食材はひと口大に切り、にんにくはスライスにする。

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2:鍋にオリーブオイルとにんにくを入れる。香りがたったら、長ねぎ、ベーコン、あさりの水煮缶、しめじを入れて、長ねぎがしんなりするまで炒める。

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3:鍋に水、塩、コンソメスープの素を加えてさらに中火で加熱する。

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4:ひと煮立ちしたら、ほうれん草と海老、ホタテなどの海鮮類を加える(鶏肉を入れる場合は、鶏肉もこのタイミングで)。

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5:1~2分してほうれん草がしんなりしたら、牛乳も加える。

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6:ぐつぐつ煮立たない程度の中~弱火にして、具材に火が通るまで3~4分加熱して出来上がり。

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7:〆に早ゆでパスタ(ゆで時間3分程度のもの)をそのまま加えて、蓋をして6分以上煮れば、蒸しパスタ風に仕上がる。こしょうをたっぷりかけると美味しい。

身体に嬉しい豆知識

あさりには、ビタミンB12やカリウム、タウリン、亜鉛・鉄などのミネラルが豊富に含まれており、まさに栄養の宝庫。ビタミンB12は、葉酸とともに赤血球中のヘモグロビン生成を助けてくれます。ビタミンB12も鉄分もあさりに多く含まれているので、特に貧血気味の人は積極的に摂るといいでしょう。また、タウリンは血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、血圧を下げたり、肝機能の働きを強めるなど、生活習慣病の予防にも役立つ栄養素です。

ビタミンB12もタウリンも水溶性なので、スープまで飲みたいところ。〆のパスタは、美味しいだけでなく栄養素がぎゅっと詰まったスープをしっかり吸収してくれるので、一石二鳥な食べ方です。ぜひ試してみてくださいね!

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著者プロフィール

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■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。