メニュー

2019.03.05

ムズムズ辛い花粉症の予防に◯◯!食生活にプラスするだけ【フィトテラピーの基本 vol.2】

KenCoM公式:メディカル フィトテラピスト・南上夕佳

記事画像

この時期、気になるのが花粉症。
日本気象協会によると2019年の花粉飛散量は、平年より多くなる予想。2月の中旬に花粉シーズンがスタートし、3月には各地で飛散のピークを迎えると言われています。
ムズムズして辛い、目がシパシパする。はたまた、ティッシュボックスが手放せないという人もいるのでは?
予防ができるのであれば、できるだけしておきたいのが花粉症対策ですよね。
自然の植物の力を使い、人間が持っている自然治癒力を高めることで、花粉症対策できる方法をメディカル フィトテラピストの南上夕佳さんに教えてもらいました。
どれも簡単で手軽な方法ばかりです!

今回のテーマ「花粉症対策」

メディカル フィトテラピストの南上です。2月後半から春に向けて少しづつ、気温が暖かくなると気になってくるのが花粉。
すでに飛んでいるけれどピークの飛散時期までに万全のケアをするなら、このハーブティーをチェックしてみてくださいね。

花粉症ケアで知っておきたいハーブ3選

・甜茶(てんちゃ)

甜茶とは中国茶の一種で、バラ科の植物。中国でもよく好んで飲まれているお茶です。
GODポリフェノールという成分が含まれていて、鼻水やかゆみの原因になるヒスタミンの過剰分泌を抑制する働きをします(※1)。
それにより、花粉症の諸症状やアレルギー性鼻炎、じんましんにも有効とされています。
少し甘みがあり、とても飲みやすいので、ハーブティーが苦手な人やお子さんでも続けやすいのが特長です。

・ネトル

ヨーロッパでは古くからメディカルハーブとして知られているネトル。
抗ヒスタミン作用を持つネトルの葉は、鼻水や目のかゆみを和らげると言われています。
花粉症シーズンのピーク前から、毎日2〜3杯程度飲むのがおすすめです。
こまめに飲むのがいいでしょう。
ヨーロッパでは、ネトルは花粉症以外のアレルギー対策や春先のデトックスのお茶として親しまれているそうです。

・エルダーフラワー

エルダーフラワーは真っ白な花を咲かせる植物で、別名でセイヨウニワトコと言います。
ヨーロッパでは、古くからハーブティーやシロップとして重宝されてきました。
粘膜の炎症をおさえる働きがあり、目や鼻のアレルギー対策に使えるとされています。
前述のネトルとブレンドするのもおすすめです。
花粉症や鼻炎でお悩みの方も一度試してみてはいかがでしょう?

精油を使って、空気の浄化を!

・ティートゥリー

抗菌、抗ウイルス作用が高いのがティートゥリーの精油です。
玄関やお部屋でティートゥリーをアロマディフューザーで焚いておくと、室内の空気をクリーンにしてくれます。

今年こそ、ティッシュボックスとサヨナラ!

くしゃみに鼻水、のどの痛みなど、何かと不快な花粉症症状。
まだ花粉症ではないという方は、予防のためにも症状がでる前に対策をはじめてみてくださいね。
少しでも軽減して、ムズムズしない快適ライフを送りましょう!

【禁忌】

・いくつかの精油は、特定の薬物の効果を変えることがあります
・妊娠中あるいは、授乳中は使用しない方が良い精油があります
・精油は強力なため、保管には注意が必要です。子供や思考力が衰えている人からは手が届かないよう留意してください

※フィトテラピーやアロマテラピーは医療行為ではありません。疾病を治す目的でのご利用はお控えください。

バックナンバーはこちらからチェック!

参考文献

著者プロフィール

記事画像

南上夕佳(なんじょう ゆか)
AMPP マスターフィトテラピスト、ルボア フィトテラピースクール副代表
体調を崩したことをきっかけに、中目黒にある本場フランスのフィトテラピーが学べるルボア フィトテラピースクールの門を叩く。現在は、スクールでレッスンを担当しながら数々の企業とコラボレーションし、セミナーやカウンセリングを行う。フィトテラピー発想のコスメブランド“アンティームオーガニック”ではブランドインストラクターも務める。著書に「自然ぐすり生活」(ワニブックス)。

この記事に関連するキーワード