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2018.12.19

アロマで叶える! パフォーマンスアップのための睡眠法とは?

KenCoM公式:ライター・石松アミ

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寝つきが悪い、眠りが浅い、仕事中に眠くなる…など、多くの現代人が抱える睡眠の悩み。
放っておくと、深刻な肉体の不調や精神疾患にもつながりかねません。
アロマセラピーのプロフェッショナルである星薬科大学特任教授の塩田清二先生に、自律神経に働きかける精油の力で毎日の睡眠の質を上げる方法を伺いました。
それぞれの症状に最適な精油だけでなく、今日の睡眠からすぐ取り入れられる商品もあわせてご紹介します。
嗅覚を通じて、瞬時に脳に作用する精油。そのパワーで快眠し、爽やかな1日をスタートさせましょう。

アロマで簡単!質の良い睡眠づくり

すっきり眠れない原因のひとつとして、自律神経の乱れが考えられます。ストレスなどで自律神経のバランスが崩れると、ホルモン分泌や体温調整がうまくできず、正常な睡眠の妨げとなってしまいます。
香りの情報は、自律神経の中枢である脳の視床下部にも作用します。
それぞれの眠りの悩み別に効果的な精油を使うことで、自律神経のバランスが整い、心地よい眠りが得られるでしょう。

【即ぐっすり】スムーズな入眠にはラベンダーやオレンジスイート

なかなか寝つけないのは、緊張や興奮によって活性化する交感神経ばかりが働き、休息時に優位になる副交感神経がうまく働かないため。そんなときは、自律神経の調整や睡眠導入の作用がある真正ラベンダーやオレンジスイートの精油が効果的です。
就寝の30分前にディフューザーで香らせておいたり、オイルで希釈した精油で軽く首元をマッサージをすると、自然と気持ち良い眠りに入れます。

主に鎮静、抗ストレス、リラックス作用のある精油が有効ですが、自律神経は好き・嫌い、快・不快の感情に大きく左右されるので、この2種類のほか、好きな香りを選ぶのも良いでしょう。

直接、肌に塗れるロールオンタイプ

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シャトー・デュ・ボワ プレミアムエッセンシャルオイル 5ml ¥2,500/コスメキッチン(コスメキッチン:03-5774-5565)
精油を希釈するのは面倒…という人におすすめなのが、顔や身体に直接塗布できるロールオンタイプのエッセンシャルオイル。
様々な種類のラベンダーがある中、南仏プロヴァンスの自社農園で栽培された希少なオーガニック・トゥルーラベンダーのみを使用した最高品質の1本です。

※目と口の周りの使用は避けましょう

【夜中に何度も目覚める】眠りが浅い人にはラベンダーとクラリセージ

夜中に何度も目が覚めたり、熟睡した感じがしないのは、レム睡眠とノンレム睡眠が頻繁に繰り返されてしまうため。このような不眠症状に作用し、安定した睡眠パターンをもたらす成分として知られるのが、リナロールと酢酸リナリルです。
この両成分を含むラベンダーとクラリセージの精油を1滴ずつブレンドし、就寝の30分前にディフューザーで香らせておいたり、首元をアロマトリートメントすると、長く深い眠りにつけます。

快適な睡眠へと導くディフューザー

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★12月「冬のリラックス」特集プレゼント対象
ザ パブリック オーガニック スーパーディープナイト ホリスティック精油ディフューザー クオリティスリープ180mL ¥15,000(2018年12月25日発売)/カラーズ(カラーズ:050-2018-2557)
今回お話を伺った塩田先生と、睡眠の専門医との共同開発で実現した寝室用ディフューザー。脳の働きを鎮める7種の精油をブレンドした深みのある香りで、その効果は臨床実験でもお墨付きです。

マルチに使える多機能オイル

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★12月「冬のリラックス」特集プレゼント対象
ストレス フィックス シリーズ ラベンダー コンポジション オイル 50mL ¥3,800/アヴェダ(アヴェダお客様相談室:03-5251-3541)
オーガニックのラベンダーやクラリセージの精油をブレンドした心地よい香りで、心身の緊張をほぐすボディオイル。
希釈せずに、そのままボディや頭皮のマッサージに使えるうえ、湯船に垂らせばバスオイルとしても使える多機能アイテムです。

【すっきり目覚める!】朝の倦怠感にはラベンダーとレモングラス

朝すっきりと起きるには、身体を休めつつも、穏やかに交感神経を刺激する精油が効果的。真正ラベンダーに、フレッシュな香りで脳を活性化させるレモングラスをブレンドするのがおすすめです。
タイマーつきのディフューザーを起床の30分前にセットしておくと、爽快な目覚めが期待できます。

【日中の睡魔に】仕事中に眠くなったらレモングラス

仕事中や運転中に睡魔に襲われたり、集中力がないと感じたときは、交感神経を活性化させて脳血流を上げる効果が期待できるレモングラスが有効です。
タイ料理などでもおなじみのハーブですね。
ティッシュに精油を1滴垂らして深呼吸したり、場所を問わずに使える携帯型のディフューザーを使えば、仕事中でも周りを気にせずに香りをかぐことができます。眠くなりがちな昼食後や、夜間の勤務にもおすすめです。

好きな香りを携帯できるパーソナルディフューザー

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AROMASTIC(アロマスティック) ギフトボックス ¥5,780/ソニー(ソニー|First Flight)

好きな香りを持ち運べる、カートリッジ式のスティック型アロマディフューザー。片手で操作できるスマートなデザインでオフィスや出張先、車内などでも、周りを気にせずに一人で香りを楽しむことができます。
さらに、好きな精油を2種類選んで、オリジナルのカートリッジが作れる専用アイテムも新発売。本体のディフューザーとカスタムカートリッジがセットになったギフトボックスは、プレゼントにも最適です。

快眠で日常のパフォーマンスもUP

忙しい現代人にとって、睡眠は大事な休息の時間。
毎日の睡眠によって、心と身体をしっかり休めさせることができれば、日中の集中力もアップし、生産性の高い仕事ができることでしょう。
アロマセラピーの力を使って、良質な睡眠づくりに役立ててみてくださいね。

【禁忌】

・いくつかの精油は、特定の薬物の効果を変えることがあります
・妊娠あるいは、授乳中は使用しない方が良い精油があります
・精油は強力なため、保管には注意が必要で、子供や思考力が衰えている人からは手が届かないよう留意してください

※商品の価格はすべて税抜きです
※アロマセラピーは医療行為ではありません。症状に改善がみられない場合は病院へ相談しましょう

監修者プロフィール

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塩田清二(しおた・せいじ)先生
星薬科大学 生命科学先導研究センター ペプチド創薬研究室 特任教授、中国ハルピン医科大学客員教授。
1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。日本アロマセラピー学会前理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。専門は神経ペプチドを中心とした神経科学。

著者プロフィール

■石松アミ(いしまつ・あみ)
大学在学時からライターをはじめ、女性誌や美容専門誌を中心に執筆。15年以上のキャリアを持ち、雑誌・ムック・広告・ウェブ媒体など幅広く活躍中。また、アメリカへの留学経験を活かし、国内外のアンダーグラウンドカルチャーについての執筆・翻訳も手がける。第一子をアーユルヴェーダや鍼灸、漢方医療などを取り入れた助産院で出産したことをきっかけに、代替医療に興味を持つようになる。

(取材・文/石松アミ)

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