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2018.01.17

作りおきした鶏団子は鍋の具材にも使える!「鶏団子の和風スープ」【男の和ごはん・作りおき編#1】

KenCoM公式:管理栄養士・圓尾和紀

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1月は、便利な「作りおきおかず」をお届けします!

年末を過ぎたとはいえ、何かと慌ただしい1月。こんな時こそ料理の“作りおき”が、冷蔵庫にあるとどんなに助かるでしょう?

そこで今月は、便利でほっとする和の作りおきおかずをテーマにお届けしたいと思います。

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3品とも、食べ応えのあるお肉メニューを選んでみました。どうぞ続けてご覧ください。

その1:作りおき鶏団子を使った和風スープ

冬至も過ぎて、すこ〜しずつ季節は春に向かっていますが、むしろ寒さはいまが本番といった日々が続いていますね。

こんな日に食べたいのは、冷え切った身体を温めてくれるスープではないでしょうか。煮ることでかさが減り、たっぷりの野菜をしっかりと食べられる、身体にとって嬉しいひと品です。

今回は、鶏団子の和風スープをご紹介します。鶏団子はまとめて作って冷蔵しておけば、そのまま鍋に入れる具材としてもお使いいただけますよ。

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スープに入れる野菜としては今回にんじんと白菜を使いましたが、他にもごぼう(ささがきにして)やキャベツ、かぶ、もやしなど冷蔵庫の中に余っているもの、食べたいものを組み合わせてお使いください。

そのときに、にんじんや小松菜などの緑黄色野菜をなるべくひとつは入れるようにすると、栄養バランスが良くなりますよ。色の濃い緑黄色野菜は、βカロテンやファイトケミカルが豊富で、抗酸化力に優れています。

【材料】

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【鶏団子の材料】約10個分
・鶏ひき肉 200g
・卵 1/2コ
・塩 小さじ1/4
・片栗粉 大さじ1
・酒 大さじ1
・白ねぎ 5センチ
・生姜 1/2かけ
・水 3カップ
・昆布 5センチ

【スープの材料】1〜2人分
・鶏団子 4個
・鶏団子の茹で汁 400cc
・にんじん 50g(約1/3本)
・白菜 80g(約1枚)
(A) 醤油 大さじ1/2
(A) みりん 大さじ1
(A) 塩 小さじ1/2

※作った鶏団子のうち、4個を使ってスープを作ります。残りは冷蔵庫で保存するか、2日以上保存する場合は冷凍してください。
※スープは、先に作った鶏団子の茹で汁を使って作ります。

【鶏団子の作り方】

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1:鍋に水を入れ、昆布を浸しておく(できれば30分ほど)。

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2:ボウルに鶏ひき肉を入れ、塩を振り、指を立ててかき混ぜる。そこに溶いた卵、片栗粉、酒、すりおろした生姜、みじん切りにした長ねぎを加えて混ぜ合わせる。

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3:スプーンに油を塗り、2のボウルから親指と人差し指でOKマークを作ったぐらいの大きさの球をすくって形を整え、熱湯に入れて5分ほど茹でる。

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アクが出てきたらすくいとる。茹で汁は、スープに使うので捨てないでとっておく。

【野菜スープの作り方】

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1:にんじんは短冊切りに、白菜は葉の部分は食べやすい大きさにちぎり、軸の部分は食べやすい長さの棒状に切る。

【鶏団子の作り方3】の茹で汁を400ccすくって鍋に沸かし、鶏団子とにんじん、白菜を入れて煮る。野菜に火が通ったら(A)を入れ、塩で味を整えて出来上がり。

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鶏のつくねは市販もされていますが、食品添加物やうま味調味料が含まれているものが多いようです。でも、手作りすれば自然の材料だけで、しかもとっても美味しい鶏団子が作れちゃうんです。

肉より魚をとりたい方は、鶏肉をいわしやあじに変えて魚のスープにしても美味しいですよ。
こちらも良かったらぜひお試しいただければと思います。

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次回は、相性バツグンの牛肉とごぼうをしっとり煮込んだ「牛ごぼう」をお届けします!

▼過去のレシピはこちら!

著者プロフィール

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■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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