メニュー

2017.12.25

大掃除なんてしなくていい! 年末にやるべき3つのこと

ウーマンエキサイト

今年も残すところあと数週間。「大掃除、しないとなぁ」と、少しずつ気が重くなってきていませんか?

ただでさえ忙しい年末に大がかりな掃除をするのは、気力も体力も消耗します。そこで、大掃除の代わりに年末にやるべき3つのことをご紹介しましょう。

■そもそも冬の「大掃除」は非効率

「大掃除」と聞くと、網戸や換気扇、エアコンなど、普段あまり掃除をしない、ホコリや汚れがこびりついた場所をキレイにすること...のように思いがち。ですが、寒さで冷え固まった汚れはなかなか落ちません。冬場の掃除は手荒れもしやすくてツライですよね(涙)。そもそも寒い季節は掃除に適していないのです。

欧米では大掃除は冬ではなく、春にする『スプリング・クリーニング』という習慣があるそうですよ。

暖かくなってからのほうが汚れも緩んで落としやすく、掃除もラクにできます。春先の休日にでも、家族に手伝ってもらいながらやりましょう。

■STEP-1 「玄関」を整える

では年末は何もしなくてもいいのかというと、そうではありません。まずはお飾りを用意し、「年神様(としがみさま)」をお迎えする玄関まわりを整えます。棚の上のほこりをひと拭きする、床をサッと掃く、靴をそろえるなど、簡単で構いません。

昔から日本人が「すす払い」と呼ばれる大掃除をしてきたのは、お正月に「年神様」をお迎えするためでした。元旦にやってきて、家々に新年の幸せをもたらすと言われる年神様。この新年の神様をお招きする準備をしましょう。

門前などに飾る門松は、年神様を家に招き入れるための目印です。玄関にしめ縄やしめ飾りをつけるのは、外の邪気が家の中に入ってくるのを防ぐ意味があります。

■STEP-2 「依り代」を整える

次に用意したいのが、鏡餅。お供え物になると同時に、お迎えした年神様の居場所にもなります。これを「依り代(よりしろ)」と言います。鏡餅の他に、お正月の花も依り代になります。

神様が宿る依り代なので、置く場所を決めたら、その周辺をサッとひと拭きするだけでもいいのでキレイにしましょう。小学生くらいのお子さんがいるなら、依り代の説明をしながら一緒に拭き掃除をするのもいいですね。

お迎えする玄関と居場所を整えたら、準備はほぼ完了です!

■STEP-3 「光る場所」と「水まわり」を確認

最後に、年神様に心地よく過ごしてもらうために最低限確認しておきたいのが、「光る場所」と「水まわり」です。

鏡や蛇口などの光る部分を磨く、キッチンやお風呂、トイレなどの水まわりを普段より丁寧に掃除するなど、ほんの少しの作業でも空間は気持ちよくなりますよ。

©Daniel Krylov - stock.adobe.com

参照元:https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_E1513040913117/

©Daniel Krylov - stock.adobe.com

蛇口などは湿らせたウエスで拭くだけでもキレイになりますが、水垢やカルキなどのしつこい汚れがある場合はクエン酸やお酢を、手垢など脂っぽい汚れがある場合はセスキ炭酸ソーダや重曹を使って磨くと、汚れがスルスル落ちて見違えるほどピカピカになります。余裕があれば試してみてください。

自らに課していた大掃除の呪縛を解いて、自分なりのキレイの落としどころを見極め、焦らず、疲れず、新しい年を迎えたいですね。

【まとめ】

●年末に「大掃除」はしないと決める。春先でOK!

●玄関まわりを掃いて、お正月飾りを出す

●鏡餅を置く場所を決め、そのまわりを拭く

●蛇口や鏡、水まわりの汚れをサッと拭き取る

1時間もかからずに終了! お正月を迎える準備が整います。

(石野祐子)

記事画像

【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します