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2017.12.07

イジメにあい不登校の息子、ビクビクする姿にどう接すればいい?【心屋仁之助 塾】

ウーマンエキサイト

メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いじめられた同級生にビクビクする息子に、イライラしてしまう」という、Snowyさん(44歳・主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。

© Brian Jackson - stock.adobe.com

参照元:https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_E1512369975150/

© Brian Jackson - stock.adobe.com

■Snowyさんのお悩み

小学校6年生の息子が学校でイジメにあい、 去年10月から不登校になりました。今はフリースクールに楽しく通っているのですが、 前の学校の同級生に会うのが嫌で地元ではビクビクしています。

しょうがないのかもしれませんが、 「こっちは悪い事をしてる訳ではないのに」と私はイライラしてしまいます。

そんな息子に対して、どうすれば一番良いのでしょうか?

■心屋塾認定講師の福田とも花さんより

Snowyさん、ご相談ありがとうございます。大切な我が子のビクビクした姿、見ていて辛いですよね…。

それでは早速ですが、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。

・息子くん、助けて上げられなくてごめんね
・守って上げられなくて、ごめんね
・こんな辛い思いをさせてしまって、ごめんね
・ママのせいで、ごめんね

言ってみて、どんな感じがしていますか?

イライラするのは、罪悪感が刺激されるからなんです。

「もうそんなビクビクした姿、見せないでよー」「ママまで苦しくなるじゃない!」って、自分で自分を責めてしまうのが苦しいから、子どもにそんな姿を見せて欲しくなくて、子どもにイライラして、責めたくなってしまうのかもしれませんね…。

また、
「こっちは悪い事をしてる訳ではないのに」

と、おっしゃっていますが、本当に、その通りですよね…。Snowyさんたちは、何も悪くない。

けれどこの、「私は悪くない!」という心の叫びは、もしかしたら小さい頃からSnowyさんが、心の中で叫んでいた言葉なのではないでしょうか?

・お母さんを守ることのできない私
・お母さんを助けてあげられない非力な私

こんな風に小さい頃から、ご自分の事を思っていませんでしたか? 現在の悩みは、実は小さい頃のお母さんとの関係から影響を受けていることがあります。

Snowyさんのお母さんは、ひとりで辛そうに子育てを頑張っていたのでしょうか? お父さんの助けも借りられず、いつもイライラしていたのでしょうか…。

そんなお母さんをそばで見ていて、お母さんを笑顔にしてあげられない自分を、無意識に責めていたのかもしれませんね…。

けれど、大人になった今、目の前の息子君の不登校の姿を見て、心が苦しくなっているのは、生き直しのチャンス到来です!

小さい頃から抱えてきた、不要な罪悪感を手放すために、背中を押すきっかけを、作ってくれているんです!

小さなSnowyさんが自分を責めながら、「お母さんを助けて上げられなくてごめんね」と言っている姿をイメージしてみてください。

そんな小さなSnowyさんの目の前にいる、あの頃のお母さんは、どんな顔をしているだろう? 何て言葉をかけてきますか?

大人のお母さんは、子どものSnowyさんに、助けてもらう事なんて、望んでいなかったかもしれませんね。

あの頃のお母さんは、小さなSnowyさんがいてくれたから、あんなに辛くても、頑張れたのかもしれませんね。

次の言葉も、口に出して言ってみて下さいね。

・お母さんは、私がいたからこそ、幸せだったんだ
・お母さんは、私がただいるだけで、幸せだったんだ

続いてこちらも言ってみて。

・息子は、私がいるからこそ、幸せだったんだ
・息子は、私がただいるだけで、幸せだったんだ

言ってみて、どんな感じがしましたか?

「地元ではビクビクしています。そんな息子に対してどうすれば一番良いのでしょうか?」

とありますが、

Snowyさんは、何もしなくて大丈夫です。
Snowyさんがいてくれるから、息子君は安心して、ビクビクできるのです。
Snowyさんがただいてくれるから、息子君は怖いものを怖いと言えているのです。

ママは、ただ子どものそばにいるだけで、十分なのです。息子君と一緒に、オドオドしてもいいし、ビクビクしてもいいし、イライラしてもいい。イライラ・ビクビク・オドオドするSnowyさんだからこそ、息子君のママでいる意味があるんですよ。

Snowyさんも、息子君も、大丈夫です。
どうぞ、そのままのSnowyさんで、息子君のそばにいてあげてくださいね。

・このカウンセラーのサイトを見る

(福田とも花)

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