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2016.10.18

人力車男子、クルマッチョに熱い視線!衰えを知らないマッチョブーム

KenCoM公式ライター:中野友希

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長年女性ウケする男性のスタイルといえば「スレンダー」が基本ではなかったでしょうか。すらっとした体型に知的な会話、柔和な物腰に惹かれる女性は多いもの。一方でマッチョは「暑苦しい」などと言われ、好きと公言できる女性はこれまで皆無に等しかったものです。

しかし2013年に「佐川男子」、2015年に「プ女子」なるプロレス好き女子が話題になり、マッチョが表舞台に立つ勢いは増すばかり。マッチョ好きを公言することは、もう恥ずかしいことではなくなったのです。

働く筋肉に“クルまっちょ”。勢いを増すマッチョブーム

なぜマッチョがいいのか?これまで、マッチョ好きを公言することが恥ずかしい、と思われがちでしたが、マッチョはスポーティーである、というプラスの意識に取って代わっているようです。オリンピックイヤーの今年はその意識に拍車がかかりました。ぜひ、2016年のマッチョニュースを振り返ってみましょう!

働く筋肉に熱い視線!人力車男子

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日本の代表的な観光地では、昔ながらの人力車を使って市内観光を楽しむ光景が見られることもあります。中でも浅草の見どころや食事処、甘味処などを余すことなく伝え、観光案内ガイドとしても活躍しているのが、浅草を人力車で駆け巡る”俥夫(シャフ)“たちです。

”俥夫(シャフ)“と呼ばれる若者たちは、人力車を引く以外の時間は、アーティスト・俳優・お笑い芸人・プロアスリートなど、多種多彩な別の顔を持つ若者たちも大勢。彼らは訪れた観光客をおもてなしする接客のプロであり、浅草を案内する観光ガイドのエキスパート、そして大人2人ほどの重量を乗せて悠々と浅草中を走り続けるアスリートでもあります。

そうです、マッチョはスポーティーで健康的な好印象を振りまいているのです。

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プロアスリートにも劣らない鍛え抜かれた肉体美は観光客を魅了し、そして何よりもその美しいボディを維持する日々の努力に尊敬の念を感じずにはいられません。細マッチョなイイ男の姿は、女性達の間で密かにブームを呼んでいます。

東京オートサロンでトヨタの「クルまっちょ」が話題に

車好きのためのイベント「東京オートサロン2016」。開催初日に、あのトヨタブースで話題に上がったのは、なんとムキムキの筋肉が美しい、その名も“クルまっちょ”。

彼らは、鍛え抜かれたボディをこれでもかと見せつけながら、話題の車両へと乗り込む人をアテンドしていました。『クルマを鍛える』と『人を鍛える』を掛け合わせたダジャレから誕生した”クルまっちょ”ですが、来場者から大人気を得て、初日にSNSで話題に火が付き、海外メディアでも報じられたほど。

女性の”クルまっちょ”も参加して始まった彼らのパフォーマンスに魅了され、訪れた来場者は次々に写真を撮影していきます。その強靭なイメージと、親しみのある笑顔のギャップはマッチョへのさらなる共感を生んだようです。

ひたむきな精神的マッチョ 「消防士カレンダー」

仕事柄、体を鍛える必要のある人たちは、精神的にもマッチョかもしれません。次に話題になっているのは、世界中で大人気になっている「消防士カレンダー」。マッチョカレンダーとも呼べる、こちらのカレンダーのタイトルは、「New York Firefighters Calendar」。

登場するのは、ニューヨーク市で消防士として働く実在の12人の消防士です。イケメンでありながらマッチョ、という美貌と肉体に恵まれた彼ら。命を懸けたミッションを背負う引き締まった肉体に、ナチュラルな笑顔。精神的にもひたむきなマッチョを女性が放って置くわけがありません。

エイプリルフール限定のマッチョ専門チャンネルまで

2016年4月1日はエイプリルフール限定でこんな企画も。筋肉にとにかくフォーカスしたチャンネル「筋肉専門チャンネル マッスルプラス」。放送内容はまさに筋肉づくし。「筋肉専門チャンネルマッスルプラス」では、24時間365日筋肉づくしの放送が楽しめると銘打って、マッスルファンを虜にします。

世界的に有名な筋肉映画や筋肉シリーズ作品、不朽の名作などを放送したり、人気マッチョの筋トレ映像やマッチョ大会の生中継も放送されており、マッチョを目指す方のヒントになる番組が満載です。マッチョというひとつの軸で筋肉作品を見るのも、また良いかもしれません。

イベントでもマッチョが引っ張りだこ

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マッチョをもっと身近に感じたいという女性を中心に話題となったのが、マッチョイベント。マッスルムーブメントの火付け役になっている筋肉紳士集団『ALLOUT』!は、東京・福岡・大阪の三大都市でマッチョイベントを開催しています。

一夜限りのコンセプトイベント(女性限定)は、“お姫様抱っこ”に代表される女性のツボをおさえたショーが満載。人気「筋肉キャラ」にコスプレして会場を熱狂させるなど、そこはマッスルのパラダイス。ポージングショーやアクロバットショー、”マッスル壁ドン”などオリジナルマッスルメニューなどもあり、訪れたマッスルファンの女性達を飽きさせません。

エンターテインメント色の強いイベントですが、その人気ぶりを見ると”強い男”を求めている女性や、鍛え抜かれた筋肉に守られたい…と本音で思っている女性は少なくないのでしょう。

<後日イベントを取材しました!>
人類総筋トレを目指して活動している「ALL OUT」さんの熱いイベントを取材してきました。
詳しくはこちらをご覧ください。

マッスルの中にある健康的な”男の色気”

肉体的に苦労しなくても生きられる便利な現代、筋トレブームとは言っても、全体的には働く女性・男性共に筋肉量が減っているといいます。
一方、強靭な肉体やその奥にある男の色気は、女性たちの思い描くたくましさそのもの。現代をストイックに生きたいという男性の理想像でもあります。
だからこそ、いま「筋肉」に熱い視線が集まるのかもしれません。

<著者プロフィール>

■中野友希(なかの・ゆき):
大学卒業後、税理士事務所、社会福祉法人での経理・税務の業務の傍ら、労働環境改善やメンタルヘルスケアにも取り組む。出産後はウェブライターに転身し、三ツ星レストランや老舗料亭など飲食店への取材・ライティングを手がけた。現在は、”シンプルにわかりやすく伝える”ことをモットーに、ママ向けメディア、ヘルスケアメディア、ペット専門メディアなどでライターとして活動している。

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