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2016.10.12

必見!スマホのブルーライトをカットする裏技

KenCoM公式ライター:中野友希

”寝る前のスマホ”がやめられない

寝る間際、疲れているけれどついついスマートフォンでメールやSNSをチェックしたり、漫画や映画などを見てしまうなんてことありませんか?寝つきが悪かったり睡眠の質が低下する原因は、スマホの画面から放出されている「ブルーライト」が原因であることが指摘されています。特に、子供の間でもスマホが普及したことで、このことがさらに注目されるようになり、様々なデバイスを利用する人達にとって、ブルーライト対策は必須となってきています。

ここでは、ブルーライトのもたらす健康への様々な影響と、ブルーライトをカットするiPhoneの機能設定やAndroidアプリをご紹介していきます。

ブルーライトが怖い2つの理由

大人だけでなく、子供にも一般的に普及しているスマートフォン。便利になったデジタル生活ですが、パソコンやスマホ、ゲームなどの普及に伴って、目を酷使するシーンがぐっと増えました。中でも、スマホなどの画面から放出される「ブルーライト」が目への悪影響を及ぼし、睡眠にも関わっていることが分かっています。ここでは、ブルーライトがもたらす子供達への影響について迫ります。

1.スマホ不眠:子供にも広がる睡眠の質の低下

スマホやタブレット端末などを見ることで、睡眠に欠かせないホルモン「メラトニン」が抑制され、分泌されるタイミングも遅くなることがハーバード大学の研究により明らかにされています。

現に、ブルーライト研究会監修のもとで行われた、「子供のデジタル環境に関する意識調査」では、中学生を持つ親の7割が睡眠時間が1時間程度減ったと感じていることが分かりました。この睡眠時間減少の約半数を占めるている理由は、「デジタル機器の使用」を挙げており、もっとも高い割合となっています。

2.目へのダメージ:網膜や角膜へ悪影響、失明の原因にも

スマホ画面から放出される「ブルーライト」が目に及ぼす影響は、思ったよりも深刻です。普段私たちが目にする光の中で、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っている、といわれている「ブルーライト」。ブルーライトは、他の色と異なり、角膜や水晶体を超えて、目の奥にある網膜までストレートに届いてしまう性質を持っています。

ブルーライトを受け続けることで「加齢黄斑変性」が増えたという報告があります。この加齢黄斑変性は、アメリカでは65歳以上の失明原因として1位となっています。

スマホのブルーライトを抑えるアプリを使おう

ブルーライトが私たちの目だけでなく、睡眠の質に大きく影響を及ぼしてしまうことが明らかになりましたが、スマホで自分の好きなサイトを見たり、天気やメールをチェックすることが、日々の習慣になっている方も多いはずです。そんな方におすすめなのが、ブルーライトをカットしてくれるアプリ。これなら、今すぐにでもブルーライトを遠ざけることができそうです。ここでは、iPhoneやAndroidにおすすめの機能設定やアプリをご紹介していきます。

iPhoneなら「Night Shift」を設定でブルーライトをカットできる

iPhoneユーザーなら、もともとの機能として備わっている「Night Shift」機能をオンにしましょう。これは、iPhone5s以降、iOS9.3以降の端末で有効です。Night Shiftを常にオンにするには、【設定】→【画面表示と明るさ】をタップし、【Night Shift】を選びます。Night Shiftをオンにする設定時間は、「日の入りから日の出まで」や個別にカスタムすることができます。

Androidなら無料アプリ「Twilight」を活用しよう

使っているスマホがAndroidなら、ブルーライトカットや画面輝度は「Twilight」アプリで快適に調整できます。Google PlayストアでTwilightをダウンロードしたら、自分の好みの画面の色温度・フィルターの濃度・スクリーンの暗さ、を調整します。

ブルーライトをカットするなら、【色温度】のバーを左に、【フィルターの濃さ】はバーをお好みで右へスライドさせます。明るすぎるスクリーンも目の刺激になってしまうので、暗い中でスマホを使う場合は、【スクリーンの暗さ】を右へスライドさせて調整します。

このアプリもフィルターの時間設定を行うことができます。常に使用する、日の出・日の入りに連動させる、指定時間にカスタムするなどが選択できます。

体内時計を整えて目にやさしい毎日を

ブルーライトがもたらすかもしれない睡眠への影響について、いかがでしたでしょうか。

便利で快適な生活は、私たちの毎日を充実させてくれます。スマホやタブレット、パソコン、テレビ、ゲームなどモニターを見る機会が増えてしまった今、ブルーライトによる目への影響を軽くして、カットする方法を知っておくと便利ですよね。上手にアプリを活用してブルーライトを軽減してみてはいかがでしょうか。

<著者プロフィール>

■中野友希(なかの・ゆき):
大学卒業後、税理士事務所、社会福祉法人での経理・税務の業務の傍ら、労働環境改善やメンタルヘルスケアにも取り組む。出産後はウェブライターに転身し、三ツ星レストランや老舗料亭など飲食店への取材・ライティングを手がけた。現在は、”シンプルにわかりやすく伝える”ことをモットーに、ママ向けメディア、ヘルスケアメディア、ペット専門メディアなどでライターとして活動している。

参考文献

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