メニュー

2022.09.21

最後に混ぜれば失敗なし!秋を味わう「栗と鶏肉の中華風混ぜご飯」

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

記事画像

混ぜご飯や炊き込みご飯は味付けや水分の加減が難しいですよね。
せっかく作ってもご飯がべちゃべちゃだったり、逆に炊飯器内で食材に均等に火が通らず、炊きあがりにムラが出て固いご飯の部分ができてしまうことも。

今回は失敗しにくい混ぜご飯のコツとして、白米をいつも通り炊飯器で炊き、最後にフライパンで炒めて味付けした食材を混ぜ合わせる方法をご紹介します。
これなら難しい水加減の調整など必要なく、いつでも美味しく混ぜご飯が作れますよ。

メイン食材は、秋の味覚の栗!
生栗を処理したことがない方向けに、簡単な剥き方もご紹介します。栗を剥くのが面倒な場合は、むき栗を使ったり、栗の代わりに一口大に切ったさつまいもで作っても美味しいですよ。

【材料(4〜6人分)】

米 2合(※1)
生栗 100~200g(※2)
鶏もも肉 1枚(300g程度)
しいたけ 4個
青ねぎ 3~4本
ごま油 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2程度


しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
にんにく(すりおろし) 小さじ1程度

※もち米1合と米1合にするとおこわ風になる。
※栗の下処理(作り方1、3)が面倒な場合は、冷凍のむき栗でもOK。

作り方

記事画像

1.生栗は前日から冷凍庫に入れて冷凍しておく。
鍋に熱湯(栗がひたひたにつかる程度)を沸かす。火を止めてすぐに、凍らせた栗を入れて蓋をして10分以上おく。

記事画像

2.ご飯は通常より水分を大さじ3~4程度少ない水分量で、炊飯器や鍋で通常通りに炊いておく。

記事画像

3.栗の底を全て包丁で切り落とし、鬼皮(外側の茶色い皮)を手で剥く(栗が新鮮だと渋皮までツルっと剥ける)。残った渋皮は包丁で剥く(フルーツの皮のように簡単に剥ける)。
大きめの栗は半分に切る。剥いた栗に砂糖をまぶしてから熱湯で4~5分茹でる。

記事画像

4.鶏肉は栗より一回り大きい一口大に切り、しいたけは半分に、青ねぎは小口切りにする。

記事画像

5.フライパンにごま油を熱し、鶏肉を入れて炒める。鶏肉が白っぽくなったらしいたけ、下茹でした栗も加えて鶏肉に火が通るまで5〜6分炒める。

記事画像

6.一度火を止め、Aの調味料を加えて再び中火にかける。煮汁が半分以下になるくらいに煮詰めて火を止める。

記事画像

7.炊いたアツアツのご飯を6のフライパンに加えてよく混ぜ合わせ、最後に青ねぎを散らす。

おいしいワンポイントアドバイス

記事画像

栗は不溶性食物繊維を豊富に含んでいて、腸内の老廃物の掃除をしてくれるため腸内環境を整えるのに役立ちます。
また加熱しても壊れにくいビタミンCも含んでいるので、免疫力を高め、美肌効果も期待できます。

りんひろこ

記事画像

料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

この記事に関連するキーワード