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2022.07.20

火もミキサーも不要!切って混ぜるだけのポルトガル風「ガスパチョ」

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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ガスパチョというと、スペインの夏の冷製スープを思い浮かべる人が多いと思います。

実はスペインのお隣、ポルトガルにもガスパチョがあります。
スペイン風はミキサーにかけてポタージュ状にするのですが、ポルトガルのガスパチョはきゅうり、トマトなどの夏野菜を粗みじん切りにし、ビネガーやオリーブオイルで味付けして、氷水を加えた冷製スープにします。

冷たくてさっぱりしているので、暑くて食欲がない時でもするすると食べられますよ。

【材料(作りやすい分量)】

トマト(よく熟れたもの)1個
ピーマン 1個
きゅうり 1本


にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ2
白ワインビネガー(なければ酢でもOK) 大さじ1
塩(できれば粗塩) 小さじ1
こしょう 少々

氷水 適量
塩 少々

作り方

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1.トマトは2cm角程度の角切り。ピーマンはへたをとり、きゅうりとともに1cm程度の角切りにする。にんにくは包丁の腹でつぶしておく。

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2.保存容器かボウルに1の野菜をすべて入れ、Aを加えて混ぜ合わせる。この状態で冷蔵庫で30分以上ねかせる。

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3.食べる直前に器に盛り、ひたひた程度に氷水を加えて、こしょうを振る。
※氷水の分量により、味が薄くなったら塩少々を加えて味を調えると良い。

おいしいワンポイントアドバイス

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きゅうりやトマトなどの夏野菜には水分やカリウムがたっぷり含まれています。
また疲れをとってくれるビネガーや、発汗で不足しがちな成分を含む塩をバランスよく含んだガスパチョは、暑い毎日で不足しがちな水分やミネラルを補給してくれます。

これだけではタンパク質が足りないので、ツナの缶詰を加えればバランスの整ったスープになりますよ。
細めのパスタにかけて冷製パスタにしても良いですね。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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