2022.04.13
ヨーロッパの春の味。グリーンアスパラの簡単オランデーズソースかけ
ヨーロッパでは春を告げる野菜の代表として親しまれているのが、ホワイトアスパラガスです。
日本人が桜前線のニュースを眺めながら桜の開花を待ちわびるように、ヨーロッパの人々はホワイトアスパラがいつ店頭に並び始めるかを、そわそわして気にしているのだとか。
数年前のちょうど4月頃、ドイツの友人宅を訪ねた時にホワイトアスパラガスにオランデーズソースをかけてご馳走してもらったのですが、そのアスパラガスの美味しかったこと!これは毎年待ち遠しくなるものだと思いました。
オランデーズソースは卵黄にレモン汁とバターを加えて作るソースで、アスパラガスとの相性は抜群。
今回は日本でも入手しやすいグリーンアスパラガスを使用。マヨネーズで作る簡単オランデーズソースをかけてシンプルに春の食材を味わうレシピです。
【材料(2人分)】
グリーンアスパラガス 1束
ソーセージ(お好みのもの) 適量
※その他、ジャガイモ(メークイン)やニンジンなどお好みの野菜を一緒に茹でてもOK
マヨネーズ 大さじ2
レモン汁 小さじ1(なければ酢)
バター 10g(なければオリーブオイル大さじ1/2)
塩 2つまみ(小さじ1/4)
こしょう 少々
作り方
1. 鍋にたっぷりのお湯を沸かす。グリーンアスパラガスは根元の1cmほどを切り落とし、さらに、根元から4〜5cm程度の固くなっている皮をピーラーなどでむき、縦2等分に切っておく。
2. 鍋にアスパラを入れ、1分茹でたらすぐにザルに取り出す。(お湯は捨てない)
3. 鍋を再び沸騰させ、ソーセージを入れて茹でる。
※茹で時間は使用するソーセージの表示時間を参考にする
4. ソースを作る。(お湯を沸かしている間に作ると良い)
バターを耐熱容器に入れてラップをせず600Wの電子レンジで40秒加熱して溶かす。
5. 小さなボウルか器にマヨネーズとレモン汁、4の溶かしバター、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。
6. ソーセージとアスパラガスを皿に盛り合わせ、ソースをかける。
おいしいワンポイントアドバイス
アスパラガスに含まれるアスパラギン酸は、筋肉疲労でたまった乳酸をエネルギーに変換する働きがあります。新生活で疲れがたまる春先にはぜひ摂りたいですね。
今回はグリーンアスパラガスで作りましたが、新鮮なホワイトアスパラガスが手に入ったら、ぜひホワイトアスパラガスでも作ってみてください。
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。