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2022.01.05

ハフハフしながら頬張りたい!シンプルでやさしいお味の「塩おでん」

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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父の田舎が京都だったこともあり、私の実家のおでんは京都風の昆布と塩のみで味付けしたおでんでした。
醤油を入れないことで、練り物などの具材のうまみがストレートに感じられ、スープもやさしい味わいに仕上がります。

寒い時期に熱い汁を吸った具材をハフハフしながら食べるおでんは、お鍋1つで十分なごちそうになり夕飯としても最高ですよ。

【材料(3~4人分)】

<ベースのスープ>
昆布 5cm×10cm×2枚程度(10g)
かつおぶし 10g(だしパック1パックでもOK)
水 1L
塩 小さじ2

<具材>
油揚げ(5枚入りなどのふわっと軽いもの)2枚
卵 4個
つみれ 1パック
こんにゃく 1枚
はんぺん 1枚
ちくわ 1袋
大根 1/3本
にんじん 1本

※具材は上記に限らず、お好みのものを3~4人分揃えればOKです。
つみれと大根と、練り物を2~3種以上入れると、味がおいしくなります。

作り方

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1.鍋を大・中・小の3種類用意する。大鍋に水1Lを入れ、昆布を浸しておく。中鍋と小鍋に水を張り中火にかけて沸かす。

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2.こんにゃくは拍子木切りにし、にんじんと大根は皮をむいて、1.5cm幅の輪切りにする。油揚げは横半分に切る。その他の食材は、食べやすい大きさに切る。

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3.練り物と油揚げをざるに並べ、中鍋に沸かした熱湯を半量ほどかけて油抜きする。

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4.3の中鍋の残りのお湯に大根を入れて、10分ほど下茹でをする。1の小鍋にはこんにゃくを入れて2~3分下茹でをする。

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5.半分に切った油揚げは手でやさしく開き、コップに広げて入れて中に卵を割り入れる。油揚げの口を楊枝で止めて巾着卵を作る。

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6.昆布を浸していた大鍋に、かつお節を入れただしパックと塩を入れ、強火にかける。沸騰したら先につみれと大根、にんじんを入れて煮る。その後すぐに残りの具材を入れていく。
※昆布のぬめりが気になる方は、ここで昆布を取り出す。そのまま入れておくとより濃厚な昆布のうまみが汁に溶け出すので、気にならない場合はそのままで大丈夫です。

7.あくが出てきたらあくをすくって捨て、ふたをして30分~1時間煮込む。味を確認し、足りなければ塩を足す。

おいしいワンポイントアドバイス

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魚介の練り物や、卵、油揚げなどはタンパク質が豊富。大根やこんにゃくは食物繊維が豊富です。
おでんの定番食材だけでは野菜が少ないので、緑黄色野菜のにんじんを加えると栄養価がアップしますよ。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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