2021.08.04
夏バテ予防の常備菜に。つるんと美味しいミニトマトの甘梅漬け
夏になると、旬の甘く熟れたトマトがたくさん店頭に並びます。
生トマトの青臭さや口に残る皮や種の舌触りが苦手という方は多いですが、火を通して皮をむくと食べやすくなります。
そこで今回は、家族みんなが食べやすく、夏場の常備菜におすすめな「ミニトマトの甘梅漬け」をご紹介します。ひんやり甘くさっぱりした味で、熱中症や夏バテ防止のおかずにもぴったり。皮をむいてつるんと食べやすいので、お子さんのおやつにもよいですよ。
【材料(3〜4人分)】
ミニトマト 1パック
梅干し 大1個(16g程度・塩分が8〜14%ある昔ながらのしょっぱいものが良い)
※減塩梅干しを使う場合は、大2個を使う
水 100cc
砂糖 大さじ2
作り方
1.ミニトマトはヘタを取り、1個ずつ、お尻の部分に爪楊枝で2〜3か所穴をあける。梅干しは種を取って包丁で叩いておく。
2.鍋にお湯を沸かし、1のミニトマトを入れて1分30秒~3分(大きさによって変わる)茹でる。皮目が少し割れてきたら、ザルにあげて流水で冷ます。
3.保存容器に1の梅干し、水、砂糖を入れて混ぜ合わせる。
4.2のミニトマトを、皮の割れ目からつるっとむいて、3に入れていく。
5.冷蔵庫で冷やしたら出来上がり。
※冷蔵庫で10日ほど保存可能
おいしいワンポイントアドバイス
梅干しは食欲増進や疲労回復が期待できるため、夏バテ時期におすすめの食材です。また、その強い酸による抗菌効果で、食中毒予防が期待できます。
さらに、強い抗酸化力を持つ「梅リグナン」というポリフェノールが含まれており、抗菌、抗がん作用に期待できると言われています。
梅干しには塩分はもちろん、ビタミンEやカリウム、リン、鉄、カルシウムなどのミネラル類が含まれています。今回はお砂糖(糖分)と水分を加えて甘梅漬けにしているので、熱中症予防にもなります。
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。